この年は地元相模原と谷中のギャラリー猫町で個展を開催。それぞれ時間と明かりをテーマに制作しました。この1年でワイヤーの世界がまた広がりました。
震災1年目の3月個展で制作した掛け時計「四季」は止まった時間を動かそうと制作したもの。その後、老猫ピキの介護の末、8月に19歳で虹の橋へ見送る。後半は前年同様カレンダー用のワイヤーイラストレーションを制作。また、委託や雑誌、新聞等のメディアでワイヤー作品を多く扱うようになり、認知度が上がってきました。
前半は箱型のキャンドル&一輪挿しを作っていましたが、3月の震災後暫く計画停電等で作業が中断。その後、それまで無表情だったネコの顔に表情をつけられるようにはんだの技術を磨く。そこからワイヤーイラストレーションの世界が広がりました。
ガラスやスワロフスキーを使って銅線をメインにしたオブジェ的な作品を多く作りました。
この年はワイヤーワークにステンドガラスをミックスした作品に取り組みます。これまでの平面から立体的に進化してきました。また、以前使っていたウッドフォルモを再び作品に使用。
真鍮や銅線をペンチを使ってオールフリーハンドで制作しています。
色は焼き付け塗装や燻し加工をすることで耐久性も増してきます。